育成とは

2024年6月22日

育成については、色々な角度でそれぞれがアプローチするので、同じ方向の方でないと共感することは少ない。

1、チームが弱いために、個々に特化して足元を強化していくやり方。

2、個々だけでなく、グループまで特化して育成していくやり方。

3、勝つための方法に特化して当てはめていくやり方。

など、それぞれが育成であり間違いはない。

結果ではなく、個々の成長があればそれでいい。というチームは、ジュニア年代では勝てないかもしれないが、ユース年代で花開くよう取り組みをしている。

1のチームは、足元に特徴のある高校に進学するパターンが多いかな?

勝てばいい。というチームでもしっかりと育成はしているチームも多くある。

が、当てはめていくやり方だと、チームが変わってやり方も変わると対応出来ない選手もいる。

パターン化していくやり方は、技術のところより頭の所でイレギュラーに対して対応が遅れたりする。

身体能力で勝負できているうちはいいのだが、学年が上がるとそのアドバンテージもなくなってくる。

高校などで、追い越されてBチームや、Cチームなどになっていくパターンはこれかもしれない。

サッカーは複雑で、上手い選手が集まったら勝てるのでもなく、何をどうしたら勝てるのか?

ここは、指導者の力量となるので、ライセンスも大切だけど熱量含めて選手と向き合いながら高めてあげられる環境は大切。

施設、指導者、仲間、サポート環境や試合環境は大切。

クレーのボコボコした所でやるから上手くなる。というのもあるけど、人工芝のピッチで止める、蹴るの方が確実なプレーが確認出来る。

指導者で3割は勝敗に影響がある。と言うことを常に言ってきたが、育成については指導者で10割変わると言っていた指導者もいた。そうかもね。

仲間についても、県トレセンクラスの選手や地区トレセンクラスの選手達と毎回トレーニングできれば必然とトレーニング強度もあがって成長も早くなる。

お手本がそこにあるわけだし、見て体験して常に刺激をもらえるのはいいこと。

保護者のサポートはとても重要で、送迎もお弁当や費用の捻出など日頃の生活に於いても育成についてはそこもとても大切なものです。

試合環境については、それぞれのチームで限られた環境しかないので何とも言えないけど、VOICEには全国各地の仲間がいてありがたい。

全国大会で仲間が出場したり、各地で招待試合などで対戦したり、そのおかげで2度JA全農杯全国大会に出場したり、プレミアリーグ全国大会も3年連続3回目と今年の夏も女川に行ってきます。

今年は活動を休止しましたが、フットサルではフットサルフェスタ全国優勝やEXILEカップ全国大会3位になったりサッカー以外でも結果も出してきた。

色々私も試行錯誤しながら育成については取り組んできました。何が正解なのか?それは終わってみないと分かりませんが、常に見てやってみて勉強であり少しでも広い世界を見ないと指導者としての成長はないです。

指導者の成長がチームも子供たちも育成し成長させることができるので、これからも沢山の経験と我々も刺激を受けられるようにしていく。

やっと?Jリーガー第一号テゲバジャーロ宮崎にて渡邊セラが、VOICE出身の選手としてJの舞台に立つことになりました。

また、JFLでプロ選手として弟の渡邊ライも頑張ってくれてるし、大学でも天皇杯愛知県代表になった中京大で頑張っている光本など四国プリンスで活躍している寒川高校のキャプテン伊藤など少しずつ旅立っていった選手が高校、大学、JFL、Jリーグなどで活躍するのを楽しみにしている。

どんな選手が上に行くのか?

身体的なものは必須で技術があること。頭があること。駆け引きができること。サッカーを楽しむこと。成長するために貪欲であり、謙虚であること。自己主張もあり、リーダーシップをとれること。

など、言い出したらきりがない。笑

ジュニアユース年代は、技術、頭脳などジュニア年代に土台がしっかりと出来た選手を欲しがります。

フィジカルはあったに越したことはない。けど、この年代はそこが一番ではない。

結果、やることやれば付いてくる。

楽しい=勝つこと。

勝ったものが強い。強いものが勝つのではない。

育成=勝つこと。ではないけど、やることやれば負けない。

勝てば楽しいし、次がある。負けたら得るものもあるけど、勝った方が得るものも大きい。

これは、そういうレベルでやらないとわからないものはありますね。

私も全国を経験して、何が足りないのか?課題もそこに立ったから見える景色もある。

まだまだジュニア、ジュニアユースは育成年代であり、プロを育てようと私はやって来ていない。

我々のやって来た道にいた子供たちが結果としてプロやJリーガーになってくれたら嬉しく思う。

育成と言う言葉は広すぎて解釈が色々あるから難しいけど、VOICEはVOICEの育成の中で成果と結果を求めながらこれからも頑張っていきたい。