VOICEもまだ歴史も古いクラブではないですが、愛知県大会優勝3回、東海大会準優勝2回、東海大会3位など過去には輝かしい成績も残してます。
昔は、型に嵌めていく機械的なサッカーもあったかもしれません。
選手主導よりも、指導者が主導で選手を動かしていくことで結果を得ていたこともあります。
指示待ち!とか、リアクションプレーヤーなど状況に合わせられない選手が多くいたのも事実。
サッカーはアクシデントの方が多くて、状況が変わった時に対応できるスピードが早ければ早いほど良い。
では、何が大切なことなのか?
状況は常に変化しているなかで、状況の把握するために観ること。
ボールの持ち方や相手との距離、どこから来ているのか?スペースは?
見方のサポートの位置。優先順位など、ゴールに向かうための情報はかなりの量があり、何を選択することがベストなのか?
場所、時間帯、得点差などによっても次のプレーの選択は変わってくるでしょう。
その中で常に相手との駆け引きもあり、サッカーはとても奥の深い競技だと思います。
単純に、相手より沢山得点したチームが勝つのだが、そんな簡単なものではない。笑
そのためには、技術も大切なことであるし、グループとしての頭のところも必要。
チームが強くなるには、一人の努力だけではなかなか勝てない。
1+1=2ではなく、それ以上のものをグループとして価値を持たないと勝てない。
VOICEでは、局面の連続した個人戦術の理解をチームとして共有することで速い展開ができています。
また、守備に於いてもハイプレスの中でも常に次のプレーを回りの選手が連動して行っています。
選手の判断の所を大切にしながら、決断は我々ではなく選手が常に行うので、そこのアプローチをしてあげます。
なのでやって楽しいサッカーとなり、その中で1プレーの責任も出てきます。
そこをしっかりと選手がやってくれたら、あとは精度の問題となります。
技術的なところは、日頃のトレーニングや自主トレなどでレベルアップしていくしかない。
強度の高いチームとの対戦も大切なことです。
そこは、私たち指導者、チームの努力しかありません。
緩い中ではやれるけど、厳しい中ではやれないのは結論として意味のないもので、厳しい中でもやりきれる技術はそういった環境でしか育たない。
マーカー相手にやれても、動く人間相手に試合をするので、そこの強度は必要です。
この年代で特に必要なことは、ボールを奪うことができる。あとは、しっかりとボールを止める。
私はジュニア年代は特にこの2つは大切にしてます。
闘うこと。観ること。が大切なことです。
色々な指導者がいて色々な考え方もありますが、「自立した選手育成」をしてきたここ数年の成果が愛知県大会優勝に繋がっているのは確かです。
何に拘っていくのか?何を選手に伝えていくのか?など、そこは大切にしてます。
何となくやり込んでいく時間では勿体ない。
「基準」をもったプレーを多くさせながら、駆け引きを楽しめるまでに成長させていくことを私は今後もして行きたいと思います。
これからのVOICEの選手に期待しかないです。